インプラント治療の大事な話 その⑦
精密なかぶせ物を作るため欠かせない工程、プロビジョナルレストレーション
口腔内をより精密に設計するための仮歯
仮歯には、大きく分けて2種類あることをご存じでしょうか?
一般的に使われる「仮歯」は臨時に装着するプラスチックの歯で、見た目をカバーする応急処置の意味合いが強く、「テンポラリーレストレーション」といわれています。
これに対し、最終的に使用するかぶせ物を想定しながら作る仮歯を「プロビジョナルレストレーション」といいます。
「プレ(先行して)」「ビジョン(完成を見越した姿を描く)」という言葉が示す通り、嚙み合わせだけでなく、審美性や清掃性において、より満足いく仕上がりを追及するために欠かすことのできない工程です。
一般的な仮歯との違い
インプラント埋入後に、一般的な仮歯(=テンポラリーレストレーション)と「プロビジョナルレストレーション」を使用した場合の歯茎の違いをご紹介します。
一般的な仮歯(=テンポラリーレストレーション)を使用した場合
歯茎が平らになっているため、見た目が不自然になります。
また、歯と歯茎のすき間に汚れが溜まりやすく、清掃性が悪くなってしまいます。
プロビジョナルレストレーションを使用した場合
歯茎が山型になっていて、見た目も自然になります。
歯と歯茎の間にすき間がないだけでなく、患者さんの歯磨きの癖も調整するため、清掃性も良くなります。
次回は「インプラントは埋入後が大事、インプラント周囲炎はメンテで予防できます!」についてご紹介いたします。
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