インプラント治療の大事な話 その⑧
インプラントは埋入後が大事、インプラント周囲炎はメンテで予防できます!
インプラント周囲炎とは?
インプラント周囲炎とは、あごの骨に埋め込んだインプラントの周囲で起こる炎症のことで、インプラント周辺の組織が歯周病に感染した状態をいいます。
インプラントは天然歯に比べて炎症への抵抗力が低いため、一度細菌感染を起こすと骨吸収が急速に進行します。
自覚症状が出にくく、気が付いたときには重症化しているケースも多いため、そのまま放っておくと歯周病と同じように、インプラントを支える骨が溶けてしまうことで埋め込んだインプラントがぐらつき、最終的には抜け落ちてしまうことがあります。
インプラント周囲炎の主な原因としてあげられるのが、インプラントの周囲に溜まった歯垢(プラーク)です。
歯磨きがしっかり行われていないせいで、ネバネバした歯垢の中で細菌が繁殖し、その細菌が放出する毒素によってインプラントの周囲組織が炎症を起こすのです。
インプラント周囲炎はメンテナンスで予防できます
インプラント周囲炎には対症療法があっても、根本的な治療法はありません。
そのため、インプラント周囲炎にならないことが重要だといえます。
しかし、歯磨きなどの日常的な清掃だけでは予防効果が低いため、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けて、確実にインプラント周囲炎を予防する必要があります。
当院で行っているインプラントのメンテナンス
当院では、末永くインプラントをお使いいただくために、インプラントの埋入だけでなく、術後のメンテナンスをしっかりと行なうことで、インプラント周囲炎の予防に努めています。
定期健診による口腔内のチェック
かみ合わせの確認
レントゲン検査(一年に一回程度)
染め出してセルフケア状態の確認
PMTC(超微細な高圧水流によるクリーニング)
次回は「当院のインプラント治療の流れ」についてご紹介いたします。
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