HYGIENE MANAGEMENT 院内感染対策の衛生管理を徹底
ハート・イン歯科クリニックでは、開業当初から衛生管理に最も力をいれています。院内感染対策の徹底はとても手間がかかる作業ですが、忙しい時にも消毒や滅菌の手間を惜しみません。ヨーロッパ並みに衛生管理を徹底した安全・安心な治療環境が、日本でも当たり前になることを願っています。衛生管理の小冊子を作成していますので、参照してください。
01 HYGIENE MANAGEMENT 滅菌バッグは治療直前に開封
滅菌が完了した器具は、治療開始まで「滅菌バッグ」で保管場所などにも配慮し、しっかりと無菌状態を維持しています。当院では、治療を開始するタイミングで “患者さんの目の前” で滅菌バッグを開封して治療に使用します。
※滅菌済の診療器具がない場合は、適切な準備のために患者さんをお待たせする場合があります。
02 HYGIENE MANAGEMENT 『ディスポーザブル』でより安心を
当院ではグローブは一人づつ必ず「交換」しています。費用や手間の関係で、約50％の歯科医院では、お一人毎のグローブ交換を実施していないと報告されています。（厚生労働科学研究成果データベースより）
その他、口腔ケア用の歯ブラシや診療台トレーシート、エプロン/ヘッドレスカバー/カップなどもディスポーザブル（使い捨て）です。
さらに、診療時に触れるところは、ディスポーザブルカバーをし、終了後はすべて破棄し、チェア、治療台等消毒して新しく使える状態にします。
PREVENTION OF INFECTION 当院が徹底している感染予防サイクル
ハンドピースを患者さんごとに交換・滅菌する理由
ハンドピースは、エアーの力で内部の羽を回転させ、先端にあるダイヤモンドバーで歯を削るため、ストップしたときに口腔内の唾液や血液、切削片などを含む汚染物質が一時的に内部に吸い込まれる「サックバック現象」が問題とされています。これは構造上の避けられない欠点であるため、使用したハンドピースは表面の消毒だけでなく、患者さんごとに交換し、洗浄・注油後にオートクレーブ滅菌することを強く勧められています。そのため、当院ではハンドピースを40本以上用意しています。
TO MAINTAIN THE STANDARD ヨーロッパ水準を保つために
近年、ヨーロッパでは、狂牛病が蔓延して多くの感染者を出しました。そのため、厳格な基準に基づく衛生管理が医療機関に求められています。その基準は世界でもっとも厳しいとされ、その基準を満たす器具器材も限られています。当院では、その器具器材をいち早く導入して設備の充実を図っています。
洗浄消毒装置 ウォッシャーディスインフェクター
ウォッシャーディスインフェクターは、タンパク質の除去を目的とした洗浄、すすぎ、熱水消毒、乾燥などを自動的に行う機器です。
血液や体液などの有機物が付着した状態で滅菌すると、タンパク質が変成して、汚れが固着してしまうため、消毒や滅菌の前に必ず洗浄しています。
手指洗浄では使用できないアルカリ性洗浄剤を使用することができるので徹底した洗浄ができるのもメリットの１つです。
滅菌器装置 クラスＢオートクレーブ
クラスＢオートクレーブは、数回の真空と蒸気・加圧を繰り返すプレバキューム方式による滅菌を行う機器です。プレバキューム方式を行うことで、より隅々まで滅菌することが可能となります。
当院では、日本より衛生管理に厳しいヨーロッパ規格の条件をクリアし、通常、滅菌できないあらゆる種類・形状の物を滅菌できる性能を備えた「医療用滅菌装置クラスＢオートクレーブ」を導入しています。最上位の滅菌装置です。
スタッフへの感染予防にも
配慮しています
機械的に一定の洗浄を行うため、器具の手洗いによる事故や洗浄中の飛沫感染を予防することができます。
PROMISES 皆さまへお約束
『衛生管理の徹底』は、医療機関として必須事項です。この当たり前のことを、当たり前に行ない、皆さまの『安心・安全』のご期待に応えられるよう、スタッフ一同、研鑽を積み、誠実に継続していく事をお約束いたします。
感染対策への取り組みを広める
活動を行っています
歯科医師・歯科衛生士は
日本医療機器学会の滅菌技士の資格を取得しました。
ハート・イン歯科クリニックの歯科衛生士は、歯科医師会の研修講師も担当している、衛生管理のスペシャリストです。器具を扱うスタッフは滅菌技士の資格を取得、滅菌についてのマニュアルも作成しています。また、定期的に院内にて勉強会をおこない、最新の専門知識や技術を共有しています。
