INVISALIGN 人気のマウスピース矯正「インビザライン」
インビザラインシステムとは、マウスピース型の矯正装置であり、一定期間ごと(7日~10日程度)にマウスピース(アライナー)を交換しながら、歯を動かしていく矯正治療です。
メリット
- 透明な樹脂製のマウスピースを使うので装置が目立ちにくい
- アライナーは着脱式の装置なので食事と歯磨きの際に取り外せる
- 矯正が始まっても食べものの制限がなく、いつも通りに食事ができる
- 矯正が始まっても歯磨きに支障がなく、むし歯や歯周病になるリスクを抑えられる
- 短期間での交換により少しずつ歯を動かすので治療に伴う痛みが比較的少ない
INVISALINE REASON インビザラインシステムを採用する理由
透明な樹脂製のマウスピースを使う矯正方法は、インビザラインシステム以外でも数多くありますが、当院が採用する理由は、以下の2つです。
Smart Track
(スマートトラック)
他のマウスピース矯正とは異なる弾力性と密着性に優れ、1本1本の歯に効果的に力を伝えることができる素材でできています。
世界100か国以上の国々で1400万以上(2022年9月データ)の患者さんが治療を受けています。インビザラインシステムは、世界トップシェアのならではの、長い歴史と過去の膨大なデータを持つシステムであり、信頼性の高いマウスピース矯正システムと言えます。
なぜマウスピース(アライナー)を付けると歯が動くのか?
インビザラインのマウスピースは、1枚1枚が少しずつ異なる形状をしています。一見するとすべて歯列と同じ形をしているように見えるのですが、わずかながら“ズレ”あるのです。この“ズレ”と独自素材の『Smart Track(スマートトラック)』が矯正力となり、歯を少しずつ(0.25mm程度)動かす原動力となります。そのためマウスピースの装着時間や交換頻度、交換の順番は歯科医院での指示を厳守していただき、ご協力いただかなければ成り立ちません。
インビザラインシステムは、どこの歯科医院でも同じであるのか?
インビザラインシステムは、アライン・テクノロジー社の製品を使用する点で、使用する材料という意味では同じと言えます。しかし、歯科医師が診査診断のもとに治療計画を立てて、矯正治療のゴールを決定していきますので、マウスピース(アライナー)の数、期間なども各歯科医院で異なります。製品は同じですが治療内容は異なり、患者さんの使用方法によっても結果は異なります。
INVISALIGN SYSTEM インビザラインシステムの考え方は?
01 患者さんにとって
装置が“目立たない審美性”と食事や歯磨きの際に取り外せる“利便性”の高さが魅力的である。
02 当院として
インビザラインシステムは、かみ合わせと顎関節の位置をコントロールできる矯正方法と考えています。当院が大切にしている、『しっかり食べられる嚙み合わせ』と『しっかり動く顎関節』を整えることによって、【健康的な歯並び】の実現を目指します。
インビザラインシステムは、患者さんとハート・イン歯科クリニックの双方にとってメリットが多いシステムといえます。
INVISALIGN TYPE インビザラインシステムの種類は?
“成人”の対象のインビザラインシステム
成人のインビザラインシステムは、すべての歯が治療対象となります。前歯のちょっとしたプチ矯正から、顎関節の位置を考慮した全体の矯正まで、患者さんの要望も踏まえた治療のゴールにより、当クリニックでは異なる4つのタイプを用意しております。タイプにより、マウスピース(アライナー)の数が変動し、治療にかかる期間も、数か月~3年程度と幅があります。
当院では、上下の顎のバランスを考慮した矯正治療を行うため、機能性を備えた、審美性の高い仕上がりを追求しており、矯正する範囲や量により、タイプⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4種類の治療方法の中からご提案させていただきます。
- タイプⅠ前歯のちょっとした矯正
- タイプⅡタイプⅠより前歯のずれの矯正
- タイプⅢ顎の動きを考慮した前歯の矯正に加え、奥歯の移動
- タイプⅣ顎の位置を考慮した全体の矯正
“小児”の対象のインビザラインシステム
小児の矯正治療は、インビザラインシステムにあるインビザライン・ファーストだけでなく、他の装置との組み合わせにより行う方法があります。診査診断により治療方法は異なります。
- タイプⅠプレオルソ+床矯正
- タイプⅡインビザライン・ファースト
- タイプⅢプレオルソ+床矯正+インビザライン・ファースト
インビザラインファーストとは
インビザラインファーストは、小児対象のインビザラインシステムです。適応条件が以下のように限られます。おおよそ7~10歳くらいに始めるのが良いでしょう。
インビザラインファーストは成長期に行う矯正治療なので、歯並びの乱れを細かく整えるだけでなく、顎の発育も正常に促す効果が期待できます。その結果、2期治療で抜歯が不要になったり、治療にかかる期間を短くしたりすることが可能となります。
-
第一大臼歯(6番)が萌出している
-
切歯のうち少なくとも2歯が2/3以上生えている
-
少なくとも3/4顎に乳歯(C、D、E)または未萌出の永久歯 (3、4、5)が2歯以上ある
FLOW インビザライン矯正治療の流れ
01 CHECK 矯正の難易度診断
患者さんのご要望をしっかりとお伺いした上で、口腔内や顔貌の状況を撮影します。これにより矯正の難易度がわかります。
02 IMAGE 矯正後のイメージ確認
口腔内3Dスキャナーを使用して口腔内をスキャンした後、わずか数分で矯正前後の状態を画像で比較して確認することができます。
03 PLANNING 詳細な治療計画
簡易診断の結果をもとに、3D治療計画ソフトを使って、矯正後の口腔内の状態や治療期間など具体的なシミュレーションを行います。
04 PRODUCTION アライナー(マウスピース矯正装置)の製作
治療計画に従って患者さん専用のアライナーが製作されます。当院では患者さんにお渡しする前に、納品されたアライナーに問題がないかを厳密に審査し確認します。
05 TREATMENT マウスピース矯正開始
患者さんは毎日アライナーを装着していただき、8日~10日ごとに順次付け替えていただきます。装着期間中は、口腔内の衛生管理と共にアライナーの消毒も忘れずに行っていただきます。
06 MAINTENANCE マウスピース矯正中の管理
およそ1か月に1回来院していただき、移動状態の確認やそのステージにあった補足処置をしていきます。また、当院では毎回むし歯のチェックや口腔内のクリーニングも行っていき、矯正中も快適に安心していただけるように努めていきます。
07 AFTERCARE 矯正終了
マウスピース矯正終了後は、“歯牙の後戻り”を防ぐため、保定装置(リテーナー)をお渡ししてメンテナンスしていきます。メンテナンスは矯正治療後の1年間は3か月に1回は行っていただくようにしています。
口腔内3Dスキャナー iTero
iTero(アイテロ)は、お口の中を3Dでスキャンすることにより、歯並びや咬み合わせをその場でチェックでき、矯正後のシュミレーションを見ることができる光学印象口腔内スキャナー&システムです。
3D治療計画ソフト クリンチェック・ソフトウェア
クリンチェック・ソフトウェアは、世界中の膨大な臨床データをもとに3D動画で歯が移動していく様子を詳細にシミュレーションし、それを見ながら治療開始から完了までの治療計画の検討と立案を行うソフトウェアです。
FAQ マウスピース矯正のよくある質問
- 痛みはありますか?
- 歯を動かす量が細かく制限されているので、ワイヤー矯正に比べて痛みを感じることは少ないですが、新しいアライナーに替えてから最初の3日間は歯に力がかかるので痛みを感じることがあります。
- 治療期間はどの位ですか?
- インビザラインを用いた全顎矯正は1年~2年程度、部分矯正は3ヶ月半~5ヶ月程度が目安になりますが、途中でアライナーを追加作成する場合は治療期間が延びることがあります。
- 治療中の飲食での注意点はありますか?
- アライナー装着時は水以外の飲み物はご遠慮ください。食事をするときはアライナーを外し、歯磨きをしてからアライナーを装着します。糖分のある飲み物は、むし歯になるリスクを高めてしまいますし、お茶のような色のついた飲み物は、アライナーに色がついてしまうことがあります。また、温かい飲み物はアライナーを変形させてしまう恐れがあります。
-
アライナーが合わなくなってしまうことはありますか?
そのような場合、治療は続けられますか? - 予測したように歯が動かなかったり、体調が悪く治療が継続できない期間があると、アライナーが合わなくなることがあります。そのような場合でもどうぞご安心ください。保証の期間内でアライナーを再度作成し直すことができます。
- 抜歯が必要なケースでもインビザラインで矯正できますか?
- ケースによってはインビザラインでも矯正可能です。抜歯の本数や歯の移動距離、骨格の状態によってはインビザラインで治すことが難しい場合もありますので、まずはカウンセリングおよび精密検査を受けることをおすすめします。
- いわゆるブライダル矯正にインビザラインは適していますか?
- 適しているといえます。なぜならインビザラインには部分矯正のプランが用意されているからです。結婚式まで数ヵ月しかなかったとしても、最も目立ちやすい前歯部の歯並びをきれいにできます。仮に結婚式当日までに矯正が終わらなかったとしてもインビザラインの場合は、その日だけ装置を外すことが可能です。何もつけていない状態でハレの日を迎えられます。
- マウスピースを付けていて不便なことはありますか?
- 飲食に制限がかかる点は不便に感じるかもしれません。インビザラインでは、マウスピースを外した状態であれば何も気にせず、好きなものを自由に食べられますが、マウスピースの装着中は基本的に水しか口にできません。色の濃い飲み物は歯とマウスピースの着色につながり、砂糖入りの飲み物は虫歯リスクを増大させるからです。
- 治療後に後戻りすることはありますか?
- 後戻りする可能性はあります。そのためワイヤー矯正と同様、歯の移動が完了したら後戻りを防止するための保定処置へと移行する必要があります。リテーナーという装置を装着して、歯並びを今の状態で固定します。その他、口呼吸や舌を前に突き出す癖、歯ぎしりといった悪習癖がある場合も後戻りが生じやすくなることから、十分な注意が必要といえます。
OTHERS その他の矯正治療
ハート・イン歯科クリニックでは、成人矯正や小児矯正はもちろん、部分矯正治療もおこなっています。「前歯だけ気になるんだけど…」、「本格的な矯正まではちょっと…」と迷っていらっしゃる方は部分矯正についてお気軽にご相談ください。矯正装置を固定する歯が後ろにない場合でも、インプラントによる矯正も可能です。
歯科矯正専門医による診査診断、診療を受けていただける機会も設けております。質問、疑問にお答えもできますので、お気軽にご相談ください。
ハート・イン歯科クリニックが伝えたいこと
ハート・イン歯科クリニックが推奨する『マウスピース矯正インビザライン』は、『審美的要素』である“見た目”より、『医学的要素』である“かみ合わせ”の改善を第一目標としております。つまり、見た目も大事だけれども医学的な観点が最もお勧めする理由です。
かみ合わせや歯並びの改善は「力のトラブル」「むし歯や歯周病のトラブル」のリスク回避となります。そして、見た目の改善はあくまでも結果にすぎないと考えております。
皆さまにマウスピース型の装置を用いることで、治療中のストレスが少なく、健康的なトラブルが少ない長期安定した口腔環境を整えていただきたいです。